『ゲンロンβ』は、株式会社ゲンロンが年3回刊行する批評誌『ゲンロン』の姉妹誌です。2016年4月、『ゲンロン観光通信』からリニューアルし、現在も刊行を続けています。
2018年2月16日[金]発行
ゲンロンβ22 編集長=東浩紀
祝・新芸術校卒業生 岡本敏子賞受賞!
【祝・弓指寛治さん岡本敏子賞受賞!特別コメント掲載】/観光客の哲学の余白に 東浩紀/写真と影と妖精 大山顕/渡邉大輔/【特別掲載】チェルノブイリ後の「歴史」を生きる 石戸諭/黒瀬陽平/西島大介
- 観光客の哲学の余白に 第10回 触視的平面の誕生(2) 東浩紀
- スマホの写真論 第11回 写真と影と妖精 大山顕
- ポスト・シネマ・クリティーク 第24回 ポストシネマにおける触覚性の問い 渡邉大輔
- チェルノブイリ後の「歴史」を生きる――『リスクと生きる、死者と生きる』草稿より 石戸諭
- 「ポスト」モダニズムのハード・コア――「貧しい平面」のゆくえ 第23回 黒瀬陽平
- トゥルーエンドを探して 第6回 魔法なんか信じない。でも君は信じる。 西島大介
- 五反田アトリエからのお知らせ 藤城嘘(カオス*ラウンジ)
- ゲンロンカフェイベント紹介
- メディア掲載情報
- 編集部からのお知らせ
- 編集後記
- 読者アンケート&プレゼント
- 次号予告
コンピュータの普及を支えたGUIは、なぜ哲学的にも重要なのか。それを解き明かすため、東はアラン・ケイに遡る。ゲーム特集となる『ゲンロン8』にもつながる議論。
なぜ妖精には影がないのか――。100年前におきたコティングリー妖精事件から考える「妖精」の変容。シェイクスピア、モナ・リザ、インスタグラムまで参照し、現代における写真のあり方を考えます。
今回は、東浩紀の連載への応答とも言える特別編。「触覚」の概念を厳密に区分しながら、その先祖にあたる戦前の「玩具映画」まで遡る、考古学的な論考です!
チェルノブイリツアーで出会った人々とそこで目にした光景が、昨年出版された『リスクと生きる、死者と生きる』へどう結びついたのか。草稿をもとに語っていただきました!
カメラからスキャナーへ。光学的視覚から情報的視覚へ――。オンラインゲームPUBGが導入したある画期的な技術から、私たちが獲得した新しい「視覚」の内実に踏み込んでいきます
『魔法なんか信じない。でも君は信じる。』このタイトルに込められた意味とは。「書き下ろし形態」に移行した『ディエンビエンフー』のゲリラ戦の先で、西島さんはある事実に気づく……。