ゲンロンβ27

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『ゲンロンβ』は、株式会社ゲンロンが年3回刊行する批評誌『ゲンロン』の姉妹誌です。2016年4月、『ゲンロン観光通信』からリニューアルし、現在も刊行を続けています。

2018年7月20日[金]発行
ゲンロンβ27 編集長=東浩紀

人文とシネマの彼方へ

触視的平面の誕生(3)東浩紀/【最終回!】つぎなる知の旅へ 山本貴光+吉川浩満/【最終回!】映画評『ニンジャバットマン』 渡邉大輔/スマホの写真論 大山顕/群衆とラップ 吉田雅史/展評 梅津庸一/西島大介

  1. 観光客の哲学の余白に 第12回 触視的平面の誕生(3) 東浩紀
  2. 現代の社会分析と表象分析の画期となる「触視性」の概念を考察する論考が、五ヶ月ぶりに再開。触覚と視覚にインタラクティブをもたらすGUIの開発者、アラン・ケイの論文を哲学的に読み解きます!

  3. 人文的、あまりに人文的 第20回(最終回)『知の果てへの旅』『知ってるつもり――無知の科学』 山本貴光+吉川浩満
  4. 「むしろ無知こそが知のエンジンというわけだ」。斬新な切り口で人文学の未来を照らし出してきた連載の最終回は、「知」そのもののを考える2冊をとりあげます!

  5. ポスト・シネマ・クリティーク 第26回(最終回)「〇七年」とポストシネマの時間性=歴史性――水崎淳平監督『ニンジャバットマン』 渡邉大輔
  6. 今年公開のアニメーション映画『ニンジャバットマン』を中心に、「Web2.0」の端緒となった07年以降のポストシネマ的時空を考察する、アクチュアルな映画批評最終回!

  7. スマホの写真論 第15回 スマホとSNSによって溶ける撮影行為 大山顕
  8. SNSへのシェアと閲覧によって、撮影行為は以前ほど重要ではなくなった。「撮影ー現像ー閲覧」のプロセスのみならず、世界と自分の認識もが変化するーーついに「スマホの写真論」へ!

  9. アンビバレントヒップホップ 第14回 無名の群衆 vs.ラップヒーロー 吉田雅史
  10. ヒップホップのMVに映り込む無名の群衆。エキストラでもクルーでもない、固有のまなざしを持つ存在に焦点をあて、ヒップホップにおける顔の重要性を論じます!

  11. 展評 第3回 人間・髙山辰雄展――森羅万象への道 梅津庸一
  12. 今号の展評は、日本画界の巨匠・髙山辰雄の画業を振り返ります。洋画/日本画の不毛な二項対立のなかで転倒を抱えてきた日本画界を、現代美術の史観に位置づける必要性とは?

  13. トゥルーエンドを探して 第11回 西島大介
  14. 商業的発想を棄て切ったマンガ家西島に、鬱屈の10年代がのしかかる。家族と地元・広島に引っ越し、震災後の「余生」を送ろうとした矢先に、高額の借金返済命令が……⁈