ゲンロン11

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東浩紀が編集長をつとめる批評誌『ゲンロン』第Ⅱ期、第2弾!!

A5判 本体424頁 2020年9月発行 ISBN:978-4-907188-38-2


小特集「『線の芸術』と現実」では、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏をお招きしたふたつの座談会を軸に、マンガの「線」の政治性と歴史性を考えます。ほか原発事故から「悪の愚かさ」を考える東の論考、『新記号論』の石田英敬氏による西田幾多郎論、本邦初訳のプラープダー・ユンのSF作品など、充実の内容をお届けします。柳美里氏や巻上公一氏ら多彩な著者が「旅」を綴る新コーナー「ゲンロンの目」も開始。幅広い読者の関心を刺激する誌面です。

【目次】

[巻頭論文]悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶 東浩紀

[巻頭小説]ベースメント・ムーン(冒頭部) プラープダー・ユン 福冨渉訳
解説 バンコクは人工意識の夢を見るか 福冨渉

小特集 「線の芸術」と現実

[座談会]あたたかな線と古代史――なぜ歴史を描くのか 安彦良和+武富健治+東浩紀
[座談会]革命から「ラムちゃん」へ 大井昌和+さやわか+東浩紀
[座談会]白黒二値と連合赤軍――『レッド』をめぐって 山本直樹+さやわか+東浩紀

[論考]独立国家論 第10回(最終回) 偽史と血統の『韃靼タイフーン』 速水健朗
[論考]それはすでに線ではない――ドット・筆・Gペン 伊藤剛

特別掲載

「記号の場所」はどこにあるのか――『新記号論』から西田幾多郎を読む 石田英敬

ゲンロンセミナー

井筒俊彦を読みなおす――新しい東洋哲学のために 安藤礼二+中島隆博

ゲンロンの目

アガルタの前に立つ――ヒカシュー版シベリア神秘紀行 巻上公一
満洲で愚かさを記す 小川哲

[論考]ソ連団地の憂鬱 本田晃子
[論考]芸術と宇宙技芸 第2回 ヨーロッパのあとに、悲劇的なものをこえて ユク・ホイ 伊勢康平訳
[論考]理論と冷戦 第2回 実存主義と国民=民族(ネーション)の問い イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳

ゲンロンの目

ステイホーム中の家出 柳美里
「映え」と写真の可能性 大山顕

創作

人間の子ども 第3回ゲンロンSF新人賞受賞後第一作 琴柱遥 解題=大森望
ディスクロニアの鳩時計 午後の部X 海猫沢めろん

コラム

国威発揚の回顧と展望 #2 東京五輪と「象徴のポリティクス」 辻田真佐憲
イスラームななめ読み #2 「イスラム」VS.「イスラム教」 松山洋平
ロシア語で旅する世界 #10 循環する記憶 上田洋子

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